田宮雑記

日常の思うことをつらつらと

スマホ前提の世の中は、あと何年続くのだろう?

妻と子供が例年のように早めに帰省して、独身気分で生活を送っている。最初の頃は、あー束の間の自由だー!と心躍らせていたが、今では炊事洗濯もこなしながら仕事のことや諸々の勉強で割と磨り減っている気がする。そして、なんだかんだ、家に帰ると家族がいないのはしんどい。わちゃわちゃしてる子供も、それを叱る声も、なんだかんだで心地が良い。

 

 

さて。相変わらず、考えすぎな毎日を送っている。何がベストな選択なのか。あらゆるシミュレーションをやっては、結構それだけで神経が削られる。現職へのやる気は変わらないのだけれど、どうしても気が散ってしまう。

 

 

少しだけ、SEに関するイメージがついてきた。たぶん今の自分が興味を持っていることは、サイト運営やアプリ開発だけでは成立しないんだと思う。モノとコト。そして、そこに感情が連動する。そんな仕組みのデザインに憧れる。

 

ずっと昔から、クリエイティブに魅力を感じて、音楽を続けてきた。0→1を生み出す際に、いかに頭の中の1と実際に出来上がる1を近づけるかにもがいたり、1を狙ったつもりが虚数が出たりするところにおもしろさを感じてた。

1から100にもっていくところも、すべてを頭の中の100にいかに近づけられるかなこだわったし、イレギュラー的な虚数項にもおもしろさを感じたし、他の方との共作で、100が余裕で10000とかになるところにもすごく楽しさを感じた。

 

と同時に、0→1は自分はそういう才能がないから無理だ、そういう風に生まれてない、という人もよく見てきた。こっちからしたら、0→1なんて、ある意味課金ガチャに近い、何が出るか分からないもので、よほどこだわらなければ大したエネルギーも必要としないのに、やる前から0→1は自分にはできないと割り切る人が多いことにやるせなさを感じていた。

 

もっと、クリエイティブが身近になればいいのに。もっと、そこのハードルが下がればいいのに。そうすれば、もっといろんな人の楽しいが積み重なるのに。

 

 

それは僕の中では確実に価値なんだけど、ある程度の規模の会社になると、「売上/労働者」の計算式に価値が圧迫される。売上は?市場規模は?市場成長率は?想定される売上見込みは?そこに対して自社が取り組むメリットは?

 

 

価値のものさしが合わないことへの歯がゆさ。志をもてばもつほど、ものさしのズレがとても大きく跳ね返ってくる。志のない人は、自分の安住の地を荒らすなと、僕の足に絡みついてくる。色々なやり方で。

 

 

まだあと30年以上は働くことになるだろう。

それを考えると、今いきっているイノベーションの形もちゃんと飽和しきっているに違いない。スマホが大前提で語られる未来も、スマホではない新たな手段が出てるに違いない。

 

 

30年以上変わり続けていく価値の連鎖の中で、自分は何を価値と思い、何をしていけるんだろう。