田宮雑記

日常の思うことをつらつらと

自分が本当にやりたいこと?

今年になって、ちょうど使い勝手のいいポジションになったためか、会社のあらゆる研修にあてがわれておりまして、今流行りのイノベーション関連の研修をいくつか受けています。

 

正直、いくつか受けるってのもどうなのかなぁと思っていたんですが、イノベーションに対する捉え方やアプローチがみんなそれぞれバイアスがかかっていることが分かって、結果的には複数受けてよかったなぁと思っている次第です。

 

その研修の中で、『自分が本当にやりたいイノベーションとは何か?』というのを深く考える時間がありまして。正直、自分の中では会社で働くという行為に対して、お金を稼ぐという要素がメインで、ただし知的好奇心の満足、人生の長い時間取られるからどうせなら楽しくやりたいよねって気持ち、意外と真面目な性格だったということもあり、それなりに生産的に前向きに、やり甲斐を感じながら仕事をしてきました。

ただ、会社は自己表現の場だ、という言葉にはどうしても抵抗感があったし、みんな本当にそんなテンションで働いてるの?って思っていたのですが、研修を通して、意外にもリアルにそう思って働いている人がいることを知って、結構動揺しました。

 

本当に自分のやりたいこと。

 

よくよく考えると、そんなに自分を深く掘ったことがなかったなぁと。仕事の要素要素には興味を持っていることに気付いていたのですが、これが自分のやりたいことだ、という階層までは踏み込めてなかったなぁと。反省すると同時に、かなり色んな文字を漁りました。情報を集めました。自問自答を繰り返しました。

 

 

正直、まだはっきりとこれだというものに出会えているわけではないのですが、そもそも自分はなんで今の仕事を選んだのか、これから長いスパンで自分を見た時このままの延長線上の未来にのっかっていていいのか、自分はどういう生活がおくれたら本当に幸せだと感じるのかななど、色んな大前提を疑ってみて、少しずつ、少しずつですが、紐がほどけていく感覚があります。

 

少なくともその中で気付いたのは、頭の中にあるふわっとした、でも確かに価値があるものを具現化するのが好きで、自分以外のイマジネーションが重なり合って出来てきた得体の知れないおもしろい何かがとても好きで、そういうことを仕事の中に取り入れていくためには、今の自分の狭い守備範囲の中だけではダメだということでした。裁量が、広がっていない。致命的に。

 

もうすぐ四捨五入したら40になる年齢になってしまいまして、世間一般ではここから自分を変えていくことってなかなかしんどい人が多くなってくるんでしょうが、自由な自分を勝ち取るために、今できるやるべきことをちゃんと取り入れていきます。

 

 

色んなことが、分かったような気持ちになっていたなぁ。